
また、日中韓は東アジアのみならず、それぞれがアジアの平和、安定、繁栄に責任をもつ重要な国としての役割を果たし、2024年には3ヶ国が国連安全保障理事会の理事国として活動することを踏まえ、多国間の枠組みにおいても協力を強化することを宣言した。
さらに、3ヶ国は韓国で2025年アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会談が成功裏に開催されることを積極的に支持し、同様に大阪で2025年に開催される大阪・関西万博および、中国で開催される2025年第9回ハルビン冬季アジア競技大会の開催も支持することを約束した。
最後に、次回の日中韓サミットが日本で開催されることにおおむね合意した。
海外メディアは共同声明について、「北朝鮮の核ミサイルの脅威や軍事的挑発の増加、国連安全保障理事会の決議違反、ロシアとの軍事連携強化など、敏感な安全保障問題に対する合意は中国の反対により含まれなかった」とし、「反対に日韓は中国が望む先端技術協力分野には消極的な立場を示し、中国が急務としている半導体などの先端技術協力や部品供給分野は含まれなかった」と評価した。
特に、第9回日中韓サミットについて懸念を示していたロシアは、今回の共同声明が米国主導のインド太平洋戦略の影響を反映した中途半端な内容であると否定的な反応を示したと報じられた。
今回の第9回日中韓サミットにあたり、各国の首脳はそれぞれに二国間の首脳会談を開催し、それぞれの協力問題を協議した。
最近、北朝鮮の核ミサイルの脅威が高まっている中、前回とは異なり、北朝鮮の完全な非核化に言及されず、共同声明にも朝鮮半島の非核化という用語だけが含まれた点が残念だという指摘も受けている。結局のところ、第9回日中韓サミットについては、4年5ヶ月ぶりに韓国政府の主催の下、開催されたこと自体に意義があるという評価に終始した。
* 引用:Joint Declaration of the Ninth ROK-Japan-China Trilateral Summit, May 27, 2024; Reuters, May 27, 2024; The Diplomat, May 28, 2024; Global Times, May 28, 2024; Washington Post, May 28, 2024; Stimson Center, June 1, 2024.
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