

金正恩の指示の下、朝鮮人民軍はDMZ内の10か所以上で場所により差があるものの数十人から数百人を動員し、様々な作業を進行していることがわかった。
合同参謀本部の関係者は「ほとんどの作業が人力で行われており、河川での作業には掘削機1台ほどの装備が使用されることもあるが、基本は人力だ」と述べた。
さらに「毎年春と秋に朝鮮人民軍はDMZで荒廃地の再生や地雷の設置を行ってきたが、今年は例年より投入兵力などが大規模になっている。対戦車を想定した防壁と推定される建築物の設置など新たな動きも見られる」と説明した。
その上で、「防壁の建設による軍事境界線の国境線化の可能性は排除できないが、国境線化するための活動との相関性については継続的な分析が必要だ」と述べた。
特に、合同参謀本部は朝鮮人民軍がDMZの北方境界線の一部地域で建設中の防壁は国境線の役割を果たす目的というよりは、対戦車を想定したものであると見ている。対戦車用の防壁と推定される建築物は、DMZの出入り口である北側の通用門4か所に4~5mの高さで建設されている。
壁の幅は薄いところでは数十m、厚いところでは数百mに達するとされている。合同参謀本部の関係者は「有事の際の韓国側の対応を考慮した措置程度とおおまかに見ることができる」と補足した。
合同参謀本部の関係者は、今後、北朝鮮は気象や動員可能な兵力、資材供給状況などを勘案しながら、DMZ内の作業地域を順次拡大していくだろうと予想した。
また、朝鮮人民軍の活動を厳格に追跡・監視しながら、確固たる軍事準備態勢を維持していく方針だと付け加えた。
写真=合同参謀本部提供

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